産んでくれて 育ててくれて ありがとう ~2020年9月

さわやかヘルパーステーション栗の木(新潟市)
サービス提供責任者 鈴木 佑(ゆう)さん

 私は、新潟県新潟市で産まれました。今私がこうしていられるのはお父さん、お母さんのおかげだと思っています。

 両親は何事も自由にさせてくれて、いつも私を応援してくれます。高校卒業後に県外の大学に進学しましたが、毎日の大学生活を送るにつれ、私のやりたいことではないなと感じました。両親に相談すると、怒らずに「自分のやりたいことをやればいいよ」と背中を押してくれました。大学中退後は地元に戻り、専門学校に入りました。

 ちょうどその頃、一緒に住んでいた祖父が認知症になりました。日に日に私の知らない祖父になっていく姿にどうしていいか分からず未熟だった私は、ただ見ていることしかできませんでした。私に知識があれば祖父の力になれたのに、と強く思いました。このことがきっかけで介護の道に進むことに決め、さわやか倶楽部に入社しました。

 今年で入社から9年目を迎えましたが、この間に多くの経験をさせていただきました。最初は介護職で入社し、生活相談員を経て、昨年からサービス提供責任者になりました。まだ半人前ですが、職員にも入居者様にも恵まれ、やりがいを感じながら仕事をさせていただいています。

 実家は職場から近いのでよく顔を出すのですが、両親はいつも私の身体を気遣い心配してくれます。この仕事を通して少しでも社会に貢献することで、両親にも恩返しをしていきたいと思います。

 面と向かって言うのは恥ずかしいけど、お父さん、お母さん、いつもありがとう。