おかえりなさい！　～Ｕターンで再入社

さわやか直方館（福岡県直方市）
機能訓練指導員　菅原　涼代（すずよ）さん

　2014年5月にさわやか直方館に入社してから今年の5月まで6年間、機能訓練指導員として勤めていました。職場に対して何ら不満があったわけではなかったのですが、クリニックに勤めている友人より「外来看護師として来てもらえないか」と誘われ、自分の好きな外来業務ができるという思いに胸がふくらみ、さわやか倶楽部を退職することを選びました。

　それから2ケ月間そのクリニックに勤めていましたが、新型コロナウイルスの影響もあり外来患者が全く来なかったため、希望していた外来業務には就けず、病棟での業務になりました。病棟では、看護師の人数が足りていなかったため、忙しさで毎日がとてもハードでした。家事は全くできる状態ではなく、主人にも迷惑をかけるようになっていました。

　そんな時、奥エリアマネジャーが私の様子を気にかけて電話をかけていただき、つい愚痴をもらしてしまいました。奥エリアマネジャーは私の話を何も言わず一通り聞いた後、一言「帰って来い」と言ってくださいました。思わず「えっ、どういう顔して帰ったらいいのですか？とても恥ずかしくて帰れません。もう少し頑張ります」と言うと、私の身体を気遣う言葉をかけていただき、温かい気持ちが込みあげてくるのを感じました。

　私に声をかけてくれた友人のことも考え、人手の少ない中、私が辞めると言えば迷惑がかかるなど思って悩んでいましたが、「いつでも電話をして構わないよ」という奥エリアマネジャーの言葉を思い出し、何度となく電話をし、心の揺れを聞いていただいているうちに、ケアインストラクター研修で全国の仲間と寝食を共にし、夜遅くまで学び、支え合いながらランク２アップ試験に合格したこと、最後の食事会では皆で涙を流し喜び合ったこと等、さわやか倶楽部で過ごした６年間の様々な思い出が走馬灯のように蘇り、またさわやか倶楽部に戻ろうと決めました。

　決心してすぐに奥エリアマネジャーに報告すると、「皆待っているから心配するな」と奥エリアマネジャーらしく口調は荒かったのですが、私にとってはとても優しい響きでした。栗原施設長にも「また、お世話になります」と伝えると「早く戻ってきてくださいね」と重ねてあたたかい言葉を頂きました。

　8月27日からさわやか直方館にUターン復帰させていただきました。一度は退職した私を受け入れてもらえるのか、最初は少し不安もありましたが、栗原施設長はじめ、職員の皆様が温かく迎えてくれました。その中には、私が一度退職する半年ほど前に退職していたはずの事務員の大窪さんの笑顔もあり、私だけではないんだと安心することができました。復帰初日の私の様子を気遣って、奥エリアマネジャーも直方館に来てくださり、また感激しました。

　さらにびっくりしたことですが、ケアインストラクター研修で指導してくださった「さわやか立花館」の町口副施設長や「さわやか和布刈館」の松本さんより「おかえりなさい」と電話を頂きました。とても嬉しかった出来事でした。復帰初日から、直方館の職員のみならず、本社や他施設の方々から温かい言葉を沢山頂き、少し不安だった気持ちを一日で吹き飛ばしてくれました。心温かいさわやか倶楽部の仲間には、感謝の一言しかありません。

　これからは皆様の役に立つことが出来るように努めていきたいと思います。以前同様、これからも宜しくお願いいたします。