産んでくれて 育ててくれて ありがとう ~2021年8月

さわやかいなざわ館(愛知県稲沢市)
山田 浩輔 副施設長

 私は今から31年前、岐阜県土岐市にて山田家の次男としてこの世に生を受けました。小さい頃は身体が弱く、高熱を出して病院通いをしたり、入退院を繰り返すことが多く、両親に心配ばかりかけていました。小学6年生の時に高熱が出る原因がわかり手術を受けました。その手術を受けたおかげで中学から体調を崩すことなく、今も健康で生活を送ることができています。

 6年前に結婚することが決まり、名古屋に引っ越すことを決断した際、母は「決めたことなら、仕方ない」と背中を押して見送ってくれました。父には自分の気持ちを伝えることができないまま名古屋に来たことが心につかえていましたが、母から「ご飯はちゃんと食べているか、体調を崩さずにやっているのかと聞いてきて心配しています」と父の様子をメッセージで知らせてもらい、改めて父からの気持ちを受けていたと知りました。

 実家を離れて名古屋での生活も6年経ち、ようやく慣れてきました。一昨年の10月にはさわやか倶楽部に入社し、初めての土地、初めての環境での仕事、周りに知っている人が少ない状況に不安がありました。しかし、素晴らしい先輩や上司にご指導いただき、一生懸命頑張ることができています。親孝行らしいことは一つもできていませんが、仕事を通じて頑張っている姿を見せられればいいのかなと思います。

 これからも、色々とご迷惑をかけると思いますが、温かく見守り、応援してください。お父さん、お母さんの息子として産んでくれてありがとうございます。

左側の男の子が山田副施設長