キラリ★一等星 No.141

さわやかながれやま館(千葉県流山市)
髙玉 香織 生活相談員

 福祉の専門学校を卒業し、二十歳の時から介護の仕事をしています。結婚、出産を経て二十九歳の時に再就職し、その後も他の会社で介護職や管理者として勤めていました。昨年の夏に少し疲れてしまい、初めて介護職から離れて就職先を探していたところ、さわやかながれやま館のオープニングスタッフ募集の文字が目に留まりました。説明会に参加し、そこでウチヤマグループのPRを見て、やはり私には介護しかないと思い、面接を受けさせていただきました。

 今年の一月に、遠隔地本社研修に参加させていただきました。入社してまだわずかな私が本社に行けるチャンスを頂き、感謝しています。施設のオープン時に本社から来られていた幹部の方々が「髙玉さん、よく来たね!」「元気にしていた?」「頑張ってね」と声をかけてくださったことも、とても嬉しかったです。

 趣味はスキューバダイビングです。二十五歳の時に沖縄旅行に行き、初めてダイビングと出会い、海に惹きこまれました。年に一、二回沖縄に行ってはライセンスを取り、今ではレスキューダイバーまで取得しました。海の中では日々の喧騒を忘れ、自分に素直になることができます。自分を解き放つとても大切な時間です。私の子供たちも昨年ライセンスを取得し、今では親子ダイバーです。将来の目標は、身体の不自由な方のサポートをしながらダイビングを行うことです。海の中では、歩けなくても泳げなくても体は自由に動かせます。たくさんの方に素敵な時間を過ごしていただけるサポートができる機会を作りたいと考えています。

 介護の仕事に就こうと思ったきっかけは、小学生の時でした。私は片親で色々と複雑な家庭で育ちました。その当時は「自分はなんて不幸なんだろう」と考える暗い子供でした。そんな時、テレビでアフリカの難民のニュースを見ました。ガリガリにやせ細った身体、茶色い水を飲む人々。衝撃でした。私はちっとも不幸ではない。むしろ自分にできることは何だろうと考え、一番身近なこととしてお年寄りのお世話をすることが頭に浮かびました。そして今に至ります。まだまだ、未熟ですが、是此田施設長やスタッフの皆さんの助けを受けながら成長していきます。よろしくお願い致します。