笑顔の輪で仲間づくりをしよう

【第2四半期がスタート】

 6月24日にウチヤマホールディングスの第14回株主総会が行われました。今年は新型コロナウイルスの影響もある中で、感染防止のために様々な配慮をしながら準備をしてきました。例年よりも小規模で時間も短縮した開催となりましたが、株主の方々にもご理解をいただき、限られた時間の中で会社の現状や課題などについてしっかりとお伝えすることができました。また、株主総会後の取締役会では、山本専務が「代表取締役専務・経営企画室長」に就任しました。新しい体制のもとで各事業所が連携をしっかりと取りながら、グループ全体の成長のために自分たちができる役割を意識して行動しましょう。

 7月からは2021年3月期の第2四半期がスタートしました。4月~6月の第1四半期においては緊急事態宣言の発令によって営業ができなかった事業所も多くあり、業績に大きな影響を与えました。コロナの発生によって社会の生活様式も変わっていく中で、どのような形で売上や利益を確保していくかを全員で考えながら、新しいことにも積極的に挑戦していきましょう。

 企業の業績を向上させるためには、職員一人ひとりがどのようなモチベーションで仕事に取り組むかがとても重要になってきます。現在さわやか倶楽部では、施設職員に対する管理者面談が進められています。多くの職員が日々の仕事にやりがいを感じて働いてくれている一方で、中には職場での人間関係がうまくいかずに悩んでいる職員もいるようです。そういう時には、なぜ自分が今の仕事をしているのか?何のためにウチヤマグループに入社したのかを、もう一度思い起こしてほしいと思います。「お客様第一主義」の基本理念にもあるように、お客様の喜ぶことが私たちの喜びであり、それを実現するために仲間と協力して楽しく働くこと、その価値観が共有されていれば、解決方法は必ず見つかると思います。

【さわやか直方館の事例紹介】

 福岡県直方市の「さわやか直方館」では、介護リーダーを務める山本加代子さんの双子の息子さん(ともに高校2年生)が、昨年の5月から授業のない週末や長期休暇などを利用して、直方館でアルバイトとして働くようになりました。高校では太鼓部に入っていて、昨年直方館で開催した夏祭りには、15名くらいの仲間と一緒にボランティアで太鼓を披露してくれました。そのことがきっかけで友人にも声をかけ、今年の3月からは同級生2名もアルバイトを始め、7月にもさらにもう1名の友人が働いてくれることになりました。

 栗原施設長によると、その高校生の職員達はいつも笑顔で楽しそうに働いてくれていて、若い職員のパワーが施設の雰囲気を明るくしてくれるおかげで、入居者様や職員同士の会話も増えたそうです。入居者様も彼らがやって来る週末を楽しみにされていて「~したほうがいいよ」「私がしてあげるよ」と、入居者様の方から職員へアドバイスや教えをいただく機会が増えています。施設の花壇を手入れする際には、彼らが園芸好きの入居者様から指導を受けながら、慣れない作業も積極的に取り組んでくれるので、とても助かっているそうです。そして、高校生の職員のうち3名が卒業後に直方館で介護の仕事に就きたいと希望してくれているそうです。

【笑う顔に福きたる】

 いつも明るく前向きに笑顔で行動する人には、同じ思考を持った明るい人が自然と集まってきます。職場においても、私たちが毎日楽しく働いていれば明るい人が集まり、より楽しく働くことができるはずです。さわやか直方館では、山本リーダーが自ら楽しく仕事に取り組んでいるからこそ、息子さんを自分の職場に連れて来ようと思い、職員や入居者様が温かい雰囲気で彼らを迎え入れてくれたおかげで、その友人まで紹介してくれるようになったのだと思います。7月に行われた全体会議で奧エリアマネジャーから直方館での事例報告を聞き、まさにウチヤマグループが目指している理想の組織作りを実践してくれていることに、心から嬉しく感じました。

 私はよく「笑う顔に福きたる」と言います。せっかく縁あって知り合った仲間同士、一日のうち長い時間を一緒に過ごす仕事の中で、仲良く楽しんで働かなければ本当にもったいないと思います。ウチヤマグループの理念と哲学を全員で共有し、毎日楽しく笑顔で仕事に取り組んでいきましょう。