何が正しいのか?を常に意識しよう

【定時株主総会を終えて】

 6月24日、ウチヤマホールディングスの第15回定時株主総会を開催しました。昨年に続いてコロナ禍ということもあり、来場される株主様もかなり減るかと思われましたが、22名の株主様が来場され、温かい拍手の中、全ての決議事項にご承認いただきました。今回の総会で、新たに窪田部長が取締役に、川村取締役が監査等委員にそれぞれ就任し、新体制で今後も企業成長、社会貢献に全力で取り組んでいくことになります。

 早いもので今期も第1四半期が終わり、7月から第2四半期がスタートしました。新型コロナウイルスについては感染力の強い変異株の影響で新規感染者は増えていますが、各自治体でワクチンの接種が進められていますので、今後は人の動きも変わっていくと予測されます。アフターコロナを見据えた営業活動の実践が必要不可欠となります。

 ボナーにおいては、カラオケ店や飲食店を対象とした休業や営業時間短縮の要請によって、お店を開けたくても開けられない状況が続きました。しばらく休業を行っていた福岡県のカラオケ店舗では、6月21日に緊急事態宣言が解けて営業を再開すると、待ってましたとばかりに当日の朝から多くのお客様が来店され、久々のカラオケを楽しんで頂きました。コロナ禍でステイホームが定着した今でも、カラオケを思いっきり楽しみたいという需要自体は決して消えていないということを改めて実感することができ、私も元気を与えてもらいました。まだまだ、私たちが提供するサービスを必要としてくださるお客様はたくさんいます。時代や環境の変化に伴って伸びていくビジネスもあります。儲けの種を常に探しながら、今自分たちに何ができるか?を全員で考え、新しいことにも積極的に挑戦していきましょう。

【基本理念を行動の指針にしよう】

 ウチヤマホールディングスが2014年の9月11日に東証一部へ上場して、今年で丸7年を迎えます。東証一部の上場企業は2021年の7月現在で2192社しかありません。厳しい審査をクリアした企業だけが上場を認められ、日本の代表企業として日本経済を引っ張っていく存在となります。私たちは、東証一部上場企業のグループの一員として、他の企業の手本になれるよう、法令や社会的なルールに則って会社を成長させながら、各事業を通じて社会への貢献を実現させていかなければなりません。

 社会情勢や環境の変化のスピードは年々速くなっています。今回の新型コロナウイルスの影響を見てもわかるように、東証一部上場企業だから・・・と決して安心することはできず、大手企業でもいつどんな状況に陥るかわかりません。だからこそ、常に正しい経営・管理体制を整備し、情報を幅広く収集しながら世の中の変化に敏感に反応していく必要があります。判断に迷うことが起きた場合には、常に私たちの基本理念に立ち返りましょう。目先の利益や自己保身のために誤った方向へと行きたくなる誘惑に負けず、いつも「人として、企業として何が正しいのか?」を考え、公正・正義・優しさ・思いやり・調和・誠実さを持って行動しましょう。

 新入社員の入社時には、全員に「理念と哲学の手帳」を渡しています。ウチヤマグループの基本理念について、より深く学び、理解するために必ず役に立ちますので、いつも近くに置いておき、迷った時にはすぐ手に取れるようにしましょう。そして、私たちの使命としている「社会貢献」がどのような状況でも継続できるよう、日々の仕事への意識を見つめ直す機会を持ち、昨日よりも今日、今日よりも明日、一歩向上した仕事をすることで、次の時代に向けた新たな挑戦と創意工夫を目指していきましょう。

ウチヤマグループ会長 内山文治