産んでくれて 育ててくれて ありがとう ~2020年8月

さわやか笠寺館(愛知県名古屋市)
杉山 小百合 さん

 私は現在、看護師として勤務しています。中学時代から将来は看護師になり、多くの人の役に立ちたいという思いを持っていました。

 両親は何事も自由にやらせてくれて、応援してくれます。実家は静岡市ですが、推薦を頂いた大学は愛知県豊田市にありました。通学できる距離ではなく、必然的に一人暮らしをすることになりました。推薦を頂いた嬉しさの反面、見知らぬ土地で一人暮らしをしながら勉学に励むことができるか不安でした。しかし両親は「頑張っておいで。いつでも帰ってきていいからね」と言ってくれました。引っ越しが終わり、両親が乗った車が遠ざかるのを見て、部屋で涙しました。

 大学を卒業後、看護師として仕事をする中で挫折し、家に引きこもることもありました。その時も「大丈夫。看護師が仕事の全てじゃないよ。ゆっくり休みな」と私のことを励ましてくれました。その言葉に救われ、自分のやりたいことは何だろうと再度考え、もう一度看護師として働く決意をしました。ゆっくりと人と関わりをもてる看護がしたいと思い、地元の「さわやかあおい館」で勤務することになりました。職員にも入居者様にも恵まれ、仕事をしていて楽しいと思えるようになり、両親からも「よかったね」と言われました。

 現在は名古屋市の「さわやか笠寺館」で勤務しています。再び静岡を離れることになった時も、応援してくれた両親。いつも野菜等の仕送りまでしてくれて、感謝の思いでいっぱいです。今後も心配や迷惑をかけることがたくさんあると思いますが、温かく見守って下さい。お父さん、お母さんの娘として産まれてきてよかったです。これからも頑張ります。本当にありがとう。