産んでくれて 育ててくれて ありがとう ~2024年1月

さわやか行橋館(福岡県行橋市)
介護職員 清水 尚人 さん

私は、福岡県京都郡で、清水家の長男として生まれました。小さい頃は元気が良く、1日中外で遊んでいる子どもでした。また、おじいちゃん、おばあちゃん子でもあったそうです。

学生時代までは、両祖父母、両親、妹という家族に囲まれて育ち、温かく見守られるとともに自主性を育みながら成長できる環境だったと感じています。おかげで、サッカーやバスケットボールなどの部活動と学業を両立しながら、後悔の少ない学生生活を送ることができました。

父は、真面目な会社員でした。普段から口数は少ない父ですが、何か問題が起きた時はとても頼りになり、家族のことを一番に考えてくれました。

母は、明るく活発で物事をはっきり言う性格です。趣味も多く、仕事や家事も含め、一日中動き回っているような人です。そんな母ですが、自分の両親と、父の両親の介護を最後までやり遂げました。4人の介護をしていた期間は10年以上あったと思いますが、自分の時間を犠牲にして、できるだけ自宅で生活させてあげたいという思いで、同居する父の両親と、離れて暮らす自分の両親の介護を続けました。当時は私自身も仕事が忙しく、あまり手伝うことができなかったという後悔もありますが、当時の母の姿に影響を受けたことが介護の仕事を選ぶきっかけとなりました。またその後悔が、現在の私の入居者様へ接する姿勢に活かされていると思っています。母には、今でも介護の仕事に関する相談にのってもらい、アドバイスをもらっています。

そのような両親から、仕事に真面目に取り組む姿勢と、人に対して思いやりを持って接すること、またその姿勢を継続することの大切さを学びました。

私は2023年の9月にさわやか行橋館に入社しました。業務に関しては、介護経験も無く何もわからない状態でしたが、頼りになる上司や仲間に助けてもらいながら日々頑張っています。介護という仕事にしっかりと向き合えるのも、両親の教えがあったからだと日々感じています。改めてなかなか伝えることができていませんが、本当に感謝しています。

お父さん、お母さん、私を産んでくれて本当にありがとうございます。