産んでくれて 育ててくれて ありがとう ~2024年11月

さわやかかぬま館(栃木県鹿沼市)
介護職員 瓦井 昌子さん

私は、栃木県鹿沼市で運送会社勤務の父と専業主婦の母との間に三姉妹の長女として生まれました。

小さい頃からひょうきんで裏表にない性格の父と、厳しくも優しい母に伸び伸びと育てられました。

父は、車の運転が好きで、家族を色々な所に遊びに連れてってくれました。小学生の時、妹と一緒に父のトラックに乗せてもらったことがあります。大型トラックがギリギリ通れる程の細い山道を運転する父の姿を見て、危険な仕事をしているんだと痛感させられたことを今でもはっきり覚えています。10年前、脳梗塞で倒れ、療養中も車の運転することを励みにしていましたが、残念ながら回復出来ず免許証を返納しました。今は、車椅子生活になり、かぬま館のショートステイでお世話になっています。

母は、生後すぐ中耳炎になった私を背中におんぶして、当時運転免許がなかったため、田舎から街中の耳鼻科までバスを利用して耳鼻科していたそうです。三姉妹の中で怪我や病気が多い私の通院や通学のため30歳代で車の免許を取得しています。

今では、私も結婚し、娘が授かり、夫も父と同じように色々な場所に遊びに連れてってくれて家族の時間と思い出を大切にしてくれています。

かぬま館に入職して丸7年。人の役に立ちたいと福祉の道を志した私を見守っていてくれてありがとう。