産んでくれて 育ててくれて ありがとう ~2021年3月

さわやかさの館(栃木県佐野市)
川島 健太 主任

 34年前、栃木県佐野市に川島家の長男として誕生しました。今まで大きなケガや病気をすることなく、両親が名付けてくれた通り“健やかに太く”生きています。

 私の両親は自営業で飲食店を営んでいます。父と母が毎日忙しく働いている環境の中で、小さい頃から自由奔放に好き勝手やっていた記憶を思い出します。

 父は、休みの日には必ず家族サービスをしてくれました。私が「ディズニーランドに行きたい!」と訴えた時には、仕事で疲れている中、片道2時間も運転して連れて行ってくれました。今思い返せば、わがままな子供だったなと恥ずかしながら思います。

 私が妻との結婚を考えた時は、母が祖母の説得などでフォローしてくれ、ここぞという時は「健太がしっかりしないと」と檄を飛ばしてくれました。おかげで、昨年には結婚式を挙げ、所帯を持つことができました。

 父が私の生まれる前に出した「あるぺん」というイタリア料理のお店は、開店して35年を超え、今では市内でも知らない人が少ないほどの知名度になりました。店の名前を出すと「行ったことあるよ」と周りの方に声を掛けていただき、そのたびに父の凄さを実感しています。

  学生時代にお店の人手が足りなくなり、母から「手伝って」と連絡を受けた時には「えー」と答えてしまいました。結局は手伝うことになりましたが「酷いことを言ってしまったな」と今でも罪悪感が残っています。その後も親孝行らしいことはまだできていませんが、必ずやりたいと思います!

 最後になりましたが「お父さん、お母さん、おばあちゃん、産んでくれて、育ててくれて、ありがとう!」

結婚式での川島さん夫妻とご両親