産んでくれて 育ててくれて ありがとう ~2022年10月

さわやかふくしまの里(福島県福島市)
副施設長 弓田 純也 さん

 私は、福島県福島市で35年前に産まれました。大きな病気をすることもなく、頑丈に育つことができたのは、両親のおかげだと思っています。

 父と母には、小学生の頃に習い事を沢山させてもらい、特に水泳教室では雨の日も雪の日も送り迎えをしてくれました。高校生になると反抗期を迎え、夜遅くに帰ってくることなどで口論になる事もありましたが、あの時しっかり叱ってくれたお陰で善悪の判断ができる人間になれたと思います。

 大学生になり秋田県に行きましたが、その際も電話やメールで体調を確認してくれたり、いつも心配してくれていました。就職活動が上手くいかない時も「焦らないでゆっくり決めていいから」と話してもらい、肩の荷がおりてホッとしたのを今でも思い出します。

 介護の道に進むことを決めて、大学卒業後に専門学校へ通いたいと相談したときは、もちろん反対されると思っていましたが、「学費は気にしなくていいから、あんたが決めたことなら反対しない…」と最後は背中を押してくれて感動したことが、なんだか昨日のことのように浮かびあがってきます。「ただし甘い世界じゃないから、勉強するだけではなく、人間性も成長させる必要があるよ」としっかり厳しい言葉ももらいました。両親の言っていた通り、人としての倫理や道徳がすごく大事な世界だと痛感しながら現在、仕事をしています。

 社会人になると帰宅時間の違いから、昔みたいに会話をする機会も減りましたが、これから仕事の話とかプライベートの話とか沢山していきたいと思っています。今年の9月に10年勤めた会社を退社し、さわやか倶楽部に入社しました。不安はありましたが、素晴らしい上司や先輩方にご指導いただき、頑張ることができています。これから仕事を通じて成長した姿を見せたいと思います。