さわやか成田館(千葉県成田市)
介護職員
波止(なみとめ) 隼斗 さん
来世でも母の子として
私は、千葉県東金市で三姉弟の末っ子として生まれました。父は、私が幼い頃から闘病生活となり、母が一人で家族の生活を支えていました。当時の私は、母の忙しさをわかることができず、また、父の病気のことも理解できず、ただ不満を感じ、荒れる生活を送っていました。
中学時代は、母は毎日のように学校に呼ばれ、私のために頭を下げてくれてました。そんな母の姿を見ながら、申し訳ないという気持ちと、素直になれない自分との葛藤でした。
そんな私ですが、高校に入り、母への思いを少しずつ表現するようになり、感謝の気持ちを伝えることができるようになりました。また、言葉だけではなく、これからは私が母を楽にしていく!と意気込んで就職しましたが、どの仕事も長く続かず母に迷惑をかけてばかりでした。
母はそんな私に「やりたい事が決まったら好きなことやりなさい、それまでは、どんだけ迷惑かけてもいいから」と言ってくれました。そんな時、さわやか成田館に入社して介護の奥深さを知り、仕事にのめり込むようになりました。どこも続かなかった私ですが、成田館に勤めて1年になりました。周りの人からは「介護は続かないよ」と言われてきましたが、母は「あなたはできる」と自信をつけてくれます。いまだに心配をかけていますが、私が成長していく姿を見守っていてほしいです。
私は、母の子として生まれて幸せです。まだ恥ずかしくて直接言えませんが、私を産んで育ててくれて、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。