キラリ★一等星 No.132

さわやか愛の家あだち弐番館(福岡県北九州市)
センター長 杉木 孝光 さん

 以前より障害福祉の分野に携わってきて、次第に学童期の発達や生活支援に強く興味を持ちました。その中でさわやか倶楽部が行っている放課後等デイサービス事業を知り、自分のこれまでの経験や知識を活かしていけるのではないかと考えました。

 現在は管理者と児童発達支援管理責任者を兼務しています。日々、児童と接している職員と話し合い、チームで児童の能力に見合った支援計画を立てて、将来の姿を見据えた支援を心がけています。児童の生活や支援の中での悩みが解決され、児童と職員が楽しく笑顔で活動できるように整えてあげられる点に、仕事のやりがいを感じます。

「今日はこんなことをした!」「出来るようになった!」と児童たちが嬉しそうな表情で話しかけてくれます。「障がいがあるからどうせできない」と挑戦することを諦めていた方も、遊びの中で身体やコミュニケーションのちからを鍛えながら出来ることが増え、「やってみたい」の声が聞かれた時に喜びを感じます。自分自身、まだまだ学ぶことがたくさんあります。児童たちの真になりたい姿、したいことを探っていくために、児童や職員とともに「最大限の冒険をする」ことを目的に、成功や失敗も含めて挑戦の機会を増やしていきたいです。

 プライベートでは、よく家族や友人とキャンプやバーベキューをしています。冬は山へ入り猪や鹿を捕ることもあります。動植物の命と直接触れ合い、自然の恵みをいただく中で、「命の大切さ」「生かされている」という感覚と、自分一人ではあまりにも出来ないことが多いことを実感します。体を動かすことはあまり得意な方ではありませんが、体力作りのために最近はマラソン参加やボルダリングをしています。

 北九州で行われているふうせんバレーの全国大会にも毎年参加しています。いわゆる健常者と障がい児者が、介助する側とされる側ではなく、フラットな関係のプレイヤーとして一緒に参加する数少ないスポーツで、技術や勝ち負けを追及した本格的な競技としての奥深さもあります。ぜひ、みなさん一緒にやってみませんか。