キラリ★一等星 No.145

さわやか愛の家さくら館(秋田市)
センター長  石田 一海(かずうみ)さん

 今年の9月でさわやか倶楽部に入社して3年になります。石の上にも3年とよく言いますが、3年では足りないくらい日々の変化が見られるのが児童福祉の世界だと感じています。大学の児童発達学科で専門知識を学び、卒業後は児童養護施設の職員になりました。最初は自分のやりたい仕事ができることに喜びを感じていましたが、施設の中で障がいを持つ子ども達と関わるうちに、そういう子ども達に特化した支援をしたいと感じるようになりました。その決意を胸に入社したのが、さわやか倶楽部の「愛の家」でした。

 入社後は「児童発達支援管理責任者(児発管)」として個別の支援計画を考えたり、アセスメントやモニタリングを通じてご家族の皆さまと情報を共有したりしながら、より良い支援ができるように職員と一緒になって対応しています。児発管は職員の育成も職務に含まれています。自分の指導一つで職員の質が問われる緊張感がありますが、何より私たちは未来ある子ども達の支援を行う立場です。そのためならどんな困難なケースでも諦めずに支援を行っていきます。時にはうまくいかないこともありますが、次に生かせる経験となるならどんどん挑戦しますし、職員にも積極さを失ってほしくありません。その挑戦の一つひとつが私のやりがいとなっています。

 さわやか倶楽部に入社して3つの事業所を経験しました。特に嬉しかったことは、昨年北九州の事業所から秋田への異動が決まった際、サプライズで子ども達や職員から色紙やプレゼントを貰ったことです。職員には伝えていましたが、まさかこのような形で送り出していただけるとは思わず、目頭が熱くなったのを覚えています。子ども達が一生懸命書いてくれた色紙は今でも自宅で大切に保管して、気持ちを高めたいときに読み返しています。子ども達がこのように温もりのある人に育ってくれたことが大変嬉しく思います。

 プライベートでは音楽が好きで、毎年夏には大型の野外フェスに行っていました。今年は難しいですが、来年は夏の暑さを感じながら音楽を全身に浴びて楽しみたいです。アウトドアにも興味があるので、いつか友人とキャンプをするのが楽しみです。

 今の目標は「さわやか愛の家さくら館」が子ども達にとって笑顔でいられて成長できる場所であること、そして地域に根付き必要とされる存在であり続けることです。私たちの仕事に終わりはありません。今後も愛の家の管理者・児発管として、子ども達と真剣に向き合って成長のサポートを行い、職員一人ひとりが立派な人財になるよう育成に努めていきます。何より私自身の可能性を広げるきっかけを下さった内山社長やさわやか倶楽部の皆様への感謝の気持ちを忘れず、これからも成長していきます。