さわやか住吉館(大阪府大阪市)
副施設長 盛清(もりきよ) 芳恵 さん
私が中学生の時に、母が入退院を繰り返すようになり、数年後にやっと多発性硬化症という難病であることがわかりました。市大病院での治療には、後につながるならと積極的に応じていた母でしたが、再発を重ね介助なくしては生活できなくなっていました。そんな母に負担をかけずに介助する方法をたくさん学びたいと思い、6年前に実家の前にあったさわやか住吉館に入社しました。
仕事をしていて一番やりがいを感じた出来事は、病院で食事も介助も拒否され、看取りとなって帰館された入居者様が、元気に車いすを自走されて笑顔で昔話をするまでに戻られたことです。また、初めて4階でフロアリーダーになった時には、フロア職員が「私たちのリーダーになってくれてありがとう」と書かれたホールケーキでサプライズしてくれ、思わず号泣しました。その時の想いは今も決して忘れることはありません。
プライベートでは犬が好きで、以前はトリマーをしていたこともあり、休日が続けば家でトリミングをしたり、ドッグカフェに行ったりしています。施設で犬を育ててみたいという夢もあります。
コロナが落ち着いてきたら、待ちに待った外出レクなどを企画していきたいと思います。入居者様の笑顔が私たち職員の喜びでもあるので、住吉館職員一同で実践していきます。これからも、入居者様、職員たちと楽しく笑って過ごしていきたいと思います。