キラリ★一等星 No.167

さわやか愛の家せとうち館(岡山県瀬戸内市)
センター長 藤井 真梨子 さん

 私は10歳になる双子の女の子の母親です。初めての子育てが双子で不安もありましたが、悩んでいた時に相談できる人が身近にいてくれたので、一番大変だった幼少期を乗り越えることができました。子育てをしていく中で「きっと私のように悩んでいるお母さんたちはたくさんいるはず、お母さんたちの為になる仕事がしたい」と思い転職を考えていた時、さわやか愛の家さいだいじ弐番館の求人が目に留まりました。

 最初は「放課後等デイサービスってなに?」という段階でしたが、入社後には様々な本を読み、講演会などにも足を運び、障害についてたくさん勉強しました。県外で行われた強度行動障害の研修も受け、2年前には児童指導員として勤務ができたことがとても嬉しかったです。入社して2年経った頃に「管理者をしてみないか」というお話をいただき、私の今までの経験がお役に立てるならと思い、お引き受けしました。

 私が仕事をする上で一番大切にしていることは、相手と同じ目線で物事を考えることです。私がその子の立場だったらどう思うかな?私がその子のお母さんだったら、何をしてもらえると今一番うれしいだろう?役立つだろう?など、同じ目線で悩み・喜びを共感し寄り添っていきたいと思いながら仕事をしています。子どもたちが喜んでくれたり、保護者の方のお役に立てた時には、とてもやりがいを感じます。

 愛の家さいだいじ弐番館で過ごした4年半、職員の方たちと支え合いながら、子どもたちが自分のことをもっと好きになれる、笑顔で過ごせる場所を作り上げてきました。今年の6月に愛の家せとうち館への異動が決まり、保護者の方々にご挨拶させていただいた時、多くの保護者の方が「今までありがとうございました」と声をかけてくださいました。また最終日には、子どもたちや保護者の方からたくさんのお手紙やプレゼントをいただきました。皆様からたくさんの「ありがとう」を言っていただき「今まで頑張ってきてよかったな」と心から感じたと同時に、感謝の気持ちでいっぱいでした。

 現在は愛の家せとうち館の管理者として、フレッシュな気持ちで仕事に励んでいます。新しい環境の中ではありますが、せとうち館の保護者の方々が温かく迎えてくださり、本当に嬉しかったです。毎日が新鮮でとても楽しく過ごせています。これから、せとうち館の子どもたちが楽しく過ごせる場所、たくさん成長ができる場所を作り上げていきたいです。

 最近は、梅干し作りや味噌作りなど手作りを楽しんでいます。わが子と一緒に梅仕事をしたり、家庭菜園をしたりと、家庭での食育も頑張っています。高校時代は食物調理科で調理を学び、専門学校ではホテル学科にてマナーについても勉強しました。今まで学んだことを仕事でも家庭でも活用していければと思っています。今後も管理者として尽力してまいりますので、よろしくお願いいたします。