【9名のインターンシップ生が来日】
11月20日に9名のインターンシップ生がインドネシアから来日して、当社の介護施設「さわやか花美館」「さわやか鳴水館」「さわやかレークサイド中の原」の3カ所で7ヶ月間の現場実習を開始しています。
当社は、インドネシアの子会社(PT.SAWAYAKA FUJINDO INDONESIA)を通じて、今年の5月にインドネシアのイマニュエル看護大学と産学連携に関する協定書を締結しました。この協定は、看護大学の教育科目である高齢者看護の実習を日本にある当社の介護施設で行うことによって、インドネシアの大学の単位が取得できるという内容です。協定書締結と同時に日本でのインターンシップを希望する学生の面談を行い、9名の女性を選抜しました。彼女らは8月から当社が運営する職業訓練校「さわやかアカデミーインドネシア ジャカルタ校」で日本へ行くための事前教育を受けながら滞在の許可手続きを進め、11月に晴れて来日することができました。来日してすぐ、空港から直接本社へ挨拶に来てくれましたが、非常に明るく笑顔がキラキラとした若者ばかりで、一緒にいるだけで周囲が元気になるようなエネルギーを感じました。
来日から約3週間、12月10日には毎月恒例の職員誕生日会及び新入職員歓迎会があり、インターンシップ生は9名全員が参加してくれました。短期間の間にすっかり施設の先輩職員や入居者様に馴染んでおり、充実した現場実習になっている様子で安心しました。インターンシップ生は、イベントの中で日本語のカラオケを歌ったり、インドネシアの民族舞踊を披露してくれたりして、他の参加者と一緒に楽しんでくれました。7カ月の実習はまだ始まったばかりですが、皆さんの協力で大変良いスタートを切れました。このインターンシップを通じて、日本の介護技術や日本語でのコミュニケーション能力習得はもちろんのこと、彼女たちの人生が大きく好転するような実習となることを願っています。
また、インターンシップ生を受け入れる介護現場にも良い刺激があるようです。彼女たちとの関りを楽しみに、普段は居室にこもりがちな入居者様がレクリエーションに出てこられるようになったという話もあります。教える先輩職員にしても、彼女たちが日本語学校で正しい日本語の基礎を学んできているので、正しい文法の標準語でなければ伝わりにくいことから、自らの言葉遣いや教え方を見直す機会となっているようです。これから日本、インドネシアお互いの文化交流を密に進めていってほしいと思います。
【多様な人財が活躍できるチームづくりを】
さわやか倶楽部には、産学官連携の共同研究や独自のノウハウ構築によって生まれた社内認定資格制度もあり、日本の一般的な介護技術だけでなく、さらに専門的な知識を得ることもできます。「口腔ケア認定士」や「ケアインストラクター」「ランク2アップ試験制度」などは、さわやか倶楽部社内の認定資格なので、経験年数や受験資格などの条件は必要なく、勉強して実技試験に受かれば取得することができます。インターンシップ生や技能実習生の皆さんにも、ぜひ挑戦して自己成長に繋げて欲しいと思っています。また、当社が運営する放課後等デイサービスへ通われていた生徒が、卒業後に介護職員として当社に入社するケースも多くなってきています。彼らにとっても、これらの資格を取得することで仕事に対する自信がつき、社会の役に立ちたいというモチベーションにつながっているようです。
ウチヤマグループには、毎年多くの人財が様々な経緯で入社してくれます。一人ひとりの社員との出会いが縁であり一期一会だと思っています。皆が同じ環境で育った訳ではなく、それぞれの生い立ち、考え方があることは当然ですが、企業という器の中に入ったら同じ理念を共有し、同じ目標に向かって前進してほしいと思いますし、その為にも企業という器の基盤を万全なものにしていくことが私の使命だと思っています。2019年の新語・流行語大賞はラグビーワールドカップ日本代表のスローガンである「ONE TEAM」が選ばれました。ウチヤマグループも、企業という器の中に様々な人財が集まり、切磋琢磨しながら協力して結果を出す「ONE TEAM」でありたいと思っています。
ウチヤマグループ代表 内山文治