今回は、さわやか室蘭館(北海道室蘭市)の入居者様の娘様より感謝のお手紙をいただきました。
さわやか室蘭館(北海道)
入居者様の娘様より
~ 山下施設長様 職員の皆様 ~
このたびは母を最後まで看取り頂いて心より感謝しております。
約6年5ヶ月余りの施設での生活でした。
なかなか馴染めず最初のうちは部屋でしょんぼりしていたと想像しておりましたが、介護の方々の優しい心遣いで面会するたびに笑顔も出てきて、活力朝礼にも参加したり、毎月送られてくるお便りの写真にも写っていて、家族としてはホッと胸をなでおろしました。
実家も処分し、帰る場所もなくなった母の家はさわやか室蘭館とあきらめてもらうしかありませんでした。
最期の看取りはさわやか館でふじかね先生に看取ってもらおうと本人とも合意したと思っておりましたが、やはり苦しく辛かったのでしょうか、兄と同じ病院へ行きたいと言い出した時には私たちもびっくりしたし、困りました。
認定を見直して頂いたり、病院に連絡していただいたり、お手数をおかけしました。
山口さんには私の方へ何度となく体調の変化や相談の助言まで頂いて本当にありがとうございます。
入居時から介護の方々のお世話になり、ありがとうございました。
そして最期の最期まで耳元で励ましやさしく接して、私達にも母の最期の生きざまをしっかり教えて頂いた吉水看護師さん、本当にありがとうございました。
母もきっときっと感謝していると思います。
お礼の言葉を皆さんに伝えたかったのですが、お会いすることがかないませんでしたので手紙にさせて頂きました。
ちょうどコロナが少し落ち着いていた時でしたので、私達家族も入室させていただけたと想像しております。
山下施設長さんの心遣いに感謝しております。
コロナがまた増え出し、施設の方もたいへんと思いますが、どうか職員の皆様体調に気をつけながら頑張ってください。
本当にありがとうございました。
<施設からのコメント>
今回は入居者様の看取りを通じて、人生最期の時間に関わらせて頂いたことに感謝しております。
ご本人様は98歳でしたが、身の回りのことはご自身でされており、居室内もいつも綺麗に整理整頓されていました。物作りや合唱など、皆様との交流も多く、色々楽しまれておりました。
今年の6月頃から体調が優れず、7月には食事、水分摂取も厳しい状況となりました。施設で看取りをさせて頂くことになり、ご家族様には13時~14時の間、他の入居者様が居室内で過ごされている時間に、お会いして頂いておりました。最期はご家族様が見守られる中、静かに息を引き取られ、とても安らかなお顔をされていました。
約1ヶ月間ベッド上での生活となり、色々苦しいこともあったと思いますが、弱音も吐かず、私達職員に「ありがとう」といつも声を掛けて下さる、とても優しい方でした。
この度、ご家族様からお手紙を頂き、とても嬉しく思いました。親と子の絆の大切さを学ばせて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も、施設で看取り対応があるかもしれませんが、ご家族様の想いも大切にしながら関わらせて頂きたいと思います。ありがとうございます。
※お手紙はご家族様の許可を得て掲載しています。