一般社団法人全国介護付きホーム協会が主催するイベント「介護付きホーム研究サミットオンライン2022」で、全国から応募した介護施設の取り組みの中から優秀賞の10組に、さわやか倶楽部が運営する介護付有料老人ホーム「さわやかさがみはら館(神奈川県相模原市)」が選ばれました!
介護現場の課題をさまざまな角度から解決する取り組みを共有し、より質の高い高齢者ケアの実現を目指し始まった事例研究発表全国大会。優秀賞を受賞した10組については、9月12日より発表演題の動画に対するオンライン投票がスタートし、その結果が10月17日(月)「第10回 介護付きホーム研究サミット2022」にて発表されました。
今回は記念すべき10回目の開催となり、また3年ぶりのリアル会場は東京都の神田明神ホールで行われ、youtubeライブ配信との同時開催となりました。開催日当日、会場にはさわやか俱楽部の近隣施設から約10名の仲間達が集い、手作りのポップ等を片手に熱い声援を送りながら、会場全体の雰囲気を盛り上げました。
どの施設も素晴らしい取り組みを紹介する中、さわやかさがみはら館は健闘及ばず、残念ながらグランプリ受賞は逃してしまいましたが、優秀賞に選ばれた喜びを全社員で共有し、次こそはグランプリ獲得を目指していきたいと思います。
(運営指導部 副部長・原野 聖士)
発表者コメント
さわやかさがみはら館 副施設長 井ノ上 陽子
この度、全国介護付きホーム協会様主催の事例研究発表サミット2022のグランプリ獲得に向け、全国大会に参加させていただきました。発表テーマは【服薬事故の防止に関するプロジュクト参加によるアプリ活用と業務効率化】の取り組みです。
この取り組みが始まるまでは、日々の業務を遂行する中で服薬に関する事故がたびたび発生するという課題がありました。当時、私は介護職員として従事していましたが、コロナ禍ということもあり、なかなか日常生活の中でご利用者様の楽しみを見つけていただくことが難しく、体操、カラオケといった一般的なレクはマンネリ化してしまい、面会の予定がないご利用者様の中には自暴自棄になられている方も多くいらっしゃいました。その影響もあり、服薬を拒否したり、薬を飲んだ後に吐き出されるケースも多く見受けられました。個別の事故に対して毎回対策は検討・実施するものの、事故の減少傾向には至らず、本部からはヒヤリハットの提出が少ないことも指摘されていました。
今回、事故防止に関するプロジュクトに参加の声かけをしていただいた時は、大がかりな取り組みで何かと緊張した記憶があります。その活動に関連して、定期的なリスクマネジメント委員会、社内研修、伝達研修を実施していただきました。それぞれの業務がご利用者様の命に直結する不可欠な役割を担っており、改めて職員の意識を改善するチャンスとなりました。これらの取り組みを地道に継続した結果、この度優秀賞を受賞できたことは大変有難ありがたく、貴重な経験をさせていただきました。
今後もスタッフー丸となり、ご利用者様は勿論、ご家族様にも安心を提供できる施設作りを目指します。
(さわやかさがみはら館 副施設長/井ノ上 陽子)
介護付きホーム研究サミットとは?
全国の介護事業者が、介護現場の課題をさまざまな角度から解決するための取り組みを共有しながら、より質の高い高齢者ケアの実現を目指して始まった事例研究発表大会です。 2013年にスタートし、コロナ禍の2020年からオンラインにて開催されています。 2021年は、さわやか俱楽部が運営する「さわやかさくらのもり」が優秀賞を受賞しました。