豪雨災害からの復興

自然災害対応の備忘録シリーズ

 ~営業再開への感謝~
コロッケ倶楽部 人吉駅前店

 7月4日の午前5時過ぎ、熊本県の人吉市内を流れる球磨川が氾濫して市街地に濁流が流れ込み、コロッケ倶楽部人吉駅前店が浸水の被害に見舞われました。その当時、店舗は開店前で閉まっていました。当日の朝になって店舗の状況を把握すべく現場へと向かいましたが、地域一帯の冠水が激しく通勤経路は通行止め。たどり着ける経路を探し周りながらなんとか店に到着した時には、家を出て2時間以上が経過していました。店に入ると中は予想以上に荒れていて、大量の泥水が腰の高さくらいまで侵入した形跡もあり、悲惨としか言いようがない状況でした。自宅が浸水に見舞われたスタッフもいて、人吉市全体で多大な被害を受けた1日となりました。

 店舗はしばらく営業できない状態が続きました。その中で限られたスタッフに集まってもらい、清掃や片付けの作業を始めました。浸水の被害がひどく作業が難航する中で、追い打ちをかける様に停電も続いたため、猛暑の中でエアコンも使えず、さらに進捗が滞りました。しかしそんな状況においても、株式会社バトスの方々が中心となって復旧工事を着々と進めていただき、お盆期間に入る8月13日には営業が再開できることになりました。

 近隣を見回しても営業しているお店はほとんどなく、各関係業者の方々がどれだけの力を注いでくれたかは明らかで、本当に感謝しています。自宅が被害にあったにもかかわらず、時間を作って復旧作業の手伝いに来てくれたスタッフ達にも、お礼の言葉しかありません。

 今回の豪雨被害により、私たちが今まで作り上げてきたものの中で失われてしまったものもあります。しかし、従業員全員が怪我もなく無事でいてくれたことは最大の幸運であり、店舗を運営する上で多くの人に支えられていることを再認識できる良い経験だったことも事実です。

 サービス業は人と人との繋がりがすべてです。これから私達ができることは、来店される地域のお客様に精一杯のおもてなしをして、笑顔になっていただくことしかありません。このことを今一度全スタッフが使命として強く心に刻み、助けていただいた方々に私たちのやり方で恩返しができるよう、毎日元気に営業を続けてまいります。