第9回 さわやか倶楽部 事例発表全国大会を開催!

2024年3月29日、ウチヤマグループの本社にて、第9回目となるさわやか倶楽部の事例発表全国大会が開催されました。

事例発表全国大会は、さわやか倶楽部が全国に展開する介護福祉施設において、入居者様の喜びや生きがいづくりにつながる取り組み事例を発表し、その中で各地域から選出された特に素晴らしい事例を共有する、年に1度の一大イベントです。2023年の第8回大会では、優秀賞を獲得した大阪府の「さわやか枚方館」が、全国介護付きホーム協会主催の「第11回介護付きホーム事例研究発表全国大会」でその内容を発表し、優秀賞に選ばれています。

第9回目となる今大会は、2023年10月に全国の施設がエントリーしてスタートし、地域別の一次予選、二次予選を経て地域別のブロック代表施設が選定されました。その後、審査員によるネット投票を経てさらに上位3施設が決定。どの施設が決勝に選ばれたのか、審査員も当日まで知らされないというサプライズからの本番スタートとなりました。

今回の決勝審査員は、山本社長、吉岡監査役、石本取締役、川上部長、仲野部長、嶋井室長の計6名。山本社長の開会あいさつの後、いよいよ決勝進出の施設名が発表され、各施設が想いを込めて作ったプレゼン動画が公開されました。

決勝進出した上位3施設

施設名テーマ
さわやか桜参番館
(秋田県秋田市)
【家族のちから】
さわやか枚方館
(大阪火枚方市)
【思い出の場所へ家族ともう一度 ~
 エンドオブライフ 施設職員が出来ること~】
さわやか愛の家さいだいじ弐番館
(岡山県岡山市)
【子どもたちと学び・行動する
 SDGsの視点を取り入れた活動について】

全国から選び抜かれた取り組みだけあって、どの施設の発表も素晴らしく甲乙つけがたい内容で、審査員の方々も非常に頭を悩ませていました。厳正な審査の結果、最優秀賞には「さわやか枚方館」が選ばれ、昨年の優秀賞からさらにステップアップして、発表者の渡辺さんも大喜びでした。

今回の大会を通じて、ウチヤマグループの介護部門が掲げる「生きがいづくり」への想いがさらに全国で浸透するとともに、今後のサービス向上に役立てられることが期待されます。

施設担当者のコメント

最優秀賞 さわやか枚方館

■ 発表者 生活相談員 渡辺 由依奈(写真左上)
念願の最優秀賞を獲得できました~!この度は最優秀賞を頂きありがとうございます。枚方館での日々のケアを皆様にお伝えできたことがとても嬉しく、光栄です。
今回はライフマップを活用してお客様の希望を聞くことで、未来への約束を手助けすることができました。介護が必要だからとあきらめていた家族旅行。「人生の最期」に、ご本人様も残されたご家族様も心から満足できる支援をスタッフと共に実現できました。枚方館の強みはチームで取り組むこと。前年度に続きチームケアの重要性を改めて学びました。これからも枚方館のみんなでお客様のニーズに寄り添える施設を作っていきます。

■ 管理者 増田 卓真(写真右下)
最優秀賞に選んで頂きありがとうございます!昨年の発表でも職員さんは素晴らしいケアをしていたのですが、優秀賞となり悔しい思いをしました。しかし、その事例を分かりやすく、よりブラッシュアップして、全国介護付きホーム協会主催の「介護付きホーム研究サミット2023」で発表し、優秀賞を頂きました。そこでも最優秀賞は獲得できず、最後の壁を突破することの難しさを感じるとともに、今回の発表への原動力ともなりました。
介護施設はチームです。一人、二人が頑張っても喜ばれるサービスは継続できないと思います。お客様一人ひとりのことを真剣に考え、多くの人の意見を集約しないと深いところまで手が届くサービスを提供することは難しいと思います。今回の最優秀賞の受賞は、職員みんなが一人のお客様の希望を叶える為に考え、悩み、行動した結果、頂けた評価だと思っています。これからも、お客様やその家族様の未来を考えられる介護施設にすることを目標に、職員とお客様と一緒に楽しんで実現していきます。

優秀賞 さわやか愛の家さいだいじ弐番館

■ 発表者 児童指導員 藤岡 明季乃(写真中央)
愛の家の代表に選んでいただき、優秀賞までいただけてたいへん光栄です。SDGsの活動は職員だけでなく、子どもたちも一生懸命取り組んできた活動です。子どもたちも職員も、自分たちの取り組みが認められて自信に繋がっています。2024年度は、前年度に取り組んできた活動を継続しつつ、さらに磨きをかける一年にしていきたいです。

■ 管理者 小田 好華(写真左から2番目)
優秀賞ありがとうございます。この賞は子どもたちと職員がワンチームとして一緒に活動し、一緒に学び、さいだいじ弐番館みんなが頂いたものだと思います。決勝大会の前日、当日には「頑張って!」「優勝したらどうなるの?ご褒美は?」と、子どもたちがたいへん楽しみにしていました。優秀賞の知らせが分かった時には、みんなが「おめでとう!」と笑顔で拍手をし、職員をねぎらってくれたものです。これからも、子どもたちとワンチームになり、色々と学び邁進してまいります。

優秀賞 さわやか桜参番館

■ 発表者 介護支援専門員 細川 里美(写真右)
優秀賞をいただき、職員一同たいへん喜んでいます。今回の受賞は、職員が看取りについて真剣に考えて取り組んだ結果であり、このように評価していただけたことを本当にありがたく思っております。介護という仕事はチームプレイです。今後も各職種が気持ちを一つにして、ご入居者様一人ひとりに尊敬の念を持ち、人生を全うしていただけるよう支援させていただきます。

■ 管理者 石田 展之(写真左)
優秀賞に選んでいただき、大変ありがとうございます。残念なのは、優秀賞受賞の喜びを一緒に分かち合いたかった対象者のS様が2月にご逝去されてしまったことです。我慢強い方で、最期まで弱音を吐かず穏やかに旅立たれました。終末期も桜参番館でお願いしたい、と選んでくださったご家族様にも感謝しております。
今回の事例を通して、チームケアの大切さを再認識することができました。S様に対して「回復して頂きたい」という諦めない心が職員全体に浸透し、ご家族様の協力を得ることにも繋がりました。今後もチームケアを大切にして、選んでいただける施設づくりをしていきます。

YouTubeにて公開中!

さわやか倶楽部が運営する公式YouTubeチャンネル「さわやかchannnel」にて、今回の大会で各エリアの代表に選ばれた7施設の取り組みを公開しています。社内外問わず、どなたでも見ることができますので、ぜひご覧ください!

中部・関西・中国・四国ブロック代表 さわやか枚方館(大阪府枚方市)
思い出の場所へ家族ともう一度 ~エンドオブライフ 施設職員が出来ること~
さわやか愛の家ブロック代表
さわやか愛の家さいだいじ弐番館(岡山県岡山市)
子どもたちと学び・行動する
SDGsの視点を取り入れた活動について
北海道・東北・北陸ブロック代表
さわやか桜参番館(秋田県秋田市)
家族のちから
福島・栃木・埼玉・神奈川・千葉ブロック代表
さわやかなすしおばら館(栃木県那須塩原市)
体が動くうちは仕事をやり切りたい

~必殺仕事人~
北九州第1ブロック代表
さわやか鳴水館(福岡県北九州市)
セルフ・ネグレクトからセルフ・ ケアへ
~過去から未来へ紡ぐチームケアへ~
北九州第2ブロック代表
グループホームみどりのき(福岡県北九州市)
I’m not alone!!

信頼できる人に囲まれて
福岡・大分ブロック代表
さわやか野方館(福岡県福岡市)
今日1日に最善を尽くそう